2016年9月27日火曜日

障害者に対するいじめの問題から人と人とのコミュニーケーションについて語った大今良時「聲の形」

ジブリ以外のアニメでは初の興行収入が100億円を突破した話題のアニメ「君の名は」の影に隠れたようになっていますが、聴覚障害者のいじめの問題を描き、2015年の「このマンガがすごい!オトコ編」で1位になった「大今良時さんの聲の形」も映画化されてヒットしているようです。

いたずらっ子でクラスのムードメーカーのような存在の小学生・石田将也のクラスに、聴覚障害のある少女・西宮硝子が転校してくる。退屈が何より嫌いという将也には、耳が聞こえないということがピンと来ず、前の席に座った硝子の耳の近くで大きな声を出したりして、些細なちょっかいを出す。

クラスに溶け込みたいと思っている硝子は明るく振る舞っているが、いつしか耳が聞こえない彼女の世話をするクラスメート達から浮き始め、そうしたクラスの雰囲気の中で将也の硝子に対するいじめが始まる。

クラスメートが硝子と距離を置く中でエスカレートしていくいじめだったが、将也が何度か壊した硝子の補聴器の被害額が170万を越して大問題となった時、いじめに気づかぬふりをしていた担任教師が将也を強く叱責し、みんなでやったことだと言った将也にクラスメートたちは反発し、今までの友達に将也がいじめられるようになっていく。

西宮硝子は転校し、障害者をいじめたとんでもない奴と烙印を押された将也は人間不信になり、孤独な高校生になった。

人生を投げた将也は自殺する前に、硝子に謝罪しようと硝子が通う手話サークルの会場へと向うのだが・・・。


いじめの問題から始まる物語ですが、その贖罪の話というよりも、人が人に思いを伝えることの難しさを描いた作品であるように思います。

重いテーマなのですが、それを上手に料理していて、主人公たちを応援して行きたくなるような物語。

以前から気になっていた作品ですが、ちょうど第一巻がKindleで無料で販売されていましたので、早速購入しました。

聲の形(1)無料版

読んで感動して、それからは残りのコミックを一気に購入して一気に読了。

良かったですねぇ。余韻の残る作品です。