2016年10月6日木曜日

時間が止まった世界に入れる能力を巡っての争いを描くSFコミック、堀尾省太「刻刻」

「止界」という時間が止まった世界に行き来が出来る能力を持つ一族と、その能力を手に入れようと企む新興宗教団体との戦いを描いたSFコミックが、堀尾省太さんの「刻刻」です。

祖父、父、兄と、仕事もせずに無気力な日々を暮らす佑河家の男たちに呆れる長女・樹里も、28歳にして現在失業中の身。そんなある日、幼稚園児の甥の真が何者かに誘拐される。

身代金を要求した犯人たちが狙うのは金銭ではなく、佑河家に伝えられた時が止まった世界に行ける「止界術」だった。

しかし、この術の事は佑河家の中でも祖父だけが知っている事で、術を悪用する輩にはおいそれと伝えられるものではなかった。

止界の中で、止界術を狙う新興宗教団体「真純実愛会」と佑河家との戦いが始まる。


時間が止まった世界「止界」、そこと行き来出来る一族、止界の中で止まった人間に危害を加えようとする者を襲う「管理人」、怪しい新興宗教の教祖。なかなかの設定で繰り広げられる物語です。

物語が殆ど「止界」の中で進行して、更に佑河家の面々も「止界」について詳しいわけでもなく、登場人物は一部の人物を除けば普通の人間で、それだけに「止界」の異質さが際立っているように思います。

全8巻のSFアクション・コミックですが、一応物語の決着が着いた後日談のような「番外編―300日後―」はKindleの無料コミックとして提供されています。

最近、1巻から全て再読しましたが、やっぱり面白かったですね。





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