ドーハの悲劇の時に誕生した兄・南波六太と、3歳年下の弟・日々人のさりげない兄弟愛や、南波兄弟と同じように宇宙に飛び出すことを夢見ていた人たちの姿を丁寧に描いているマンガで、夢を持ち続けることの大切さ、でも現実には難しいことなどを見事に描いています。
そもそも子供の頃には二人とも宇宙飛行士になるつもりだったのに、六太は青年になると自分の夢の困難さに気がつき、現実的な性格もあって自動車の設計技師になります。
しかし弟の日々人は夢を追い続け、今はNASAで宇宙飛行士としての訓練を重ねています。
そして一度は夢を諦めた六太も、30歳を超えてから、新たに宇宙飛行士になることを目指して、JAXAの試驗を受ける。
天衣無縫の日々人も良いのですが、なんといってもこの作品で読み応えがあるのは、弟を追いかける形になった六太の姿です。
几帳面でネガティブな事を思ったりしますが、実際にはものごとを深く考えているし、ときどき見栄を張っておかしなことを言いますが、イザという時には正直に行動して、そして難題に出会っても諦めずに結果を出す男です。
そういう兄弟を応援する周囲の暖かい人たちも良いし、作者のテクノロジーに対する洞察も前向きで良いですね。
それに加えて、このコミックは紙の本と同時にKindleでも発売されるのがウレシイ。
現時点で28巻まで発売されています。
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