2016年3月4日金曜日

人間に寄生する謎の生物との戦い 岩明均「寄生獣」

寄生獣は、2014年と2015年に染谷将太主演で映画化されて話題になりましたが、その原作であるマンガ 岩明均さんの寄生獣 は1980年代に発表されています。

人間に寄生して、人間を捕食する謎の怪生物と、寄生獣の寄生を右手だけに抑えた高校生との戦いを描いたアクション・マンガ。

マンガの舞台が少し古いですけど、今読んでもなかなか奥が深くてなかなか面白い作品です。

ごく普通の高校生・泉新一が、夜中に鼻から侵入しようとした謎の生き物を引っ張りだし、更に右手から侵入を始めた生き物を防ぐために右腕を縛り付けて移動を防ぐというのが、なかなかシュールな場面ですが、どこか滑稽な感じがしておかしい。

しかも一夜明けると、この生物は新一の右腕だけに寄生していた。

本来は脳まで移動して、その寄生された人物を完全に支配するのですが、一度身体のどこかに寄生してしまうと、もう脳まで移動することが出来ず、この寄生獣は新一を乗っ取ることを諦めて、新一と共生して生きていくことを選択します。

ところがお仲間が新一を狙うため、ミギーと名付けられたこの寄生獣は、新一と協力して寄生獣と戦うようになる。

人間に寄生している内に、どこか人間的になっていく寄生獣の存在が、人間の存在自体を考えさせてくれる、そんな部分もあってなかなか示唆に富んでいるマンガだと思います。

まぁ読んでシンプルに楽しめるところが一番ですけどね。






0 件のコメント:

コメントを投稿